2020年8月2日
 エレミヤ書 19章1〜12節
題目 「主の計画」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)

 わたしたちに起こる出来事の中には、なぜそのような事が起きるのか、わからない時がある。それをどのように受け止めたらよいのだろうか。
 
1.主の思いは、私たちの思いよりも高い。イザヤ55:8、9
  ヨブは、財産、子供たち、健康、妻の支え、友人の友情をすべて一瞬のうちに失った。主がヨブを完成するために、何とサタンを用いられた。彼 の苦難の意味を主はヨブに示されず、代わりに主ご自身を現された。そしてヨブの繁栄を元どおりにされ、所有物を二倍にされた。私たちも、苦難の意味を地上 ですべて理解することはできないが、ヨブのように、やがて主を見る時が来る(1ヨハ3:2)。その時、すべての恐れ、不安、不信仰は消え去り、ただ主の前 にへりくだり、主を賛美するものとされる。ヨブの忍耐に習おう。ヤコブ5:11
 
2.あとでわかるようになる。ヨハネ13:7
  ヨセフは、17歳で実の兄たちから殺されそうになり、奴隷としてエジプトに売られた。さらに女主人によって無実の罪で投獄され、30歳まで 獄中で過ごした。しかし、主はヨセフをエジプトの王パロに次ぐ総理大臣として生涯用いられ、エジプトと、イスラエル民族を救われた。創50:20
 
3.それは平安を与える主の計画である。エレミヤ29:10〜11
 エレミヤの時代は、ユダ王国が罪と不信仰のゆえにバビロンに滅ぼされ、民が囚人としてバビロンに移住させられた時代であった(バビロン捕囚)。絶望と不 信仰の中にあった捕囚の民に対して、主が70年後の開放を約束し、災いではなく平安を与える主の計画をエレミヤは語った。それは実現してゆく。私たちは、 主のご計画をすべてわからなくても、主の愛を信じ、主が約束してくださる将来と希望を信じよう。ローマ8:28
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