2020年7月12日
 列王記 第一 19章1〜12節
題目 「主の預言者エリヤ」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)

 北王国最悪の王アハブの妻 イゼベルは稀代の悪女で、自分の故郷シドンの宗教を北イスラエル王国に強要した。主の預言者たちの多くはイゼベルによって殺さた。この時、主の召しを受け たのが主の預言者エリヤだった。彼が「私のことばによるのでなければ、ここ数年の間、露も降りず、雨も降らない。」とアハブに告げた後、神はエリヤを隠さ れた。3年半の間、エリヤはカラスとやもめに養われることを通して、神に絶対的に信頼することを学んだ。
エリヤはアハブの前に再び姿を現し、カルメル山で四百五十人のバアルの預言者と四百人のアシェラの預言者と対決する。そこで主の火が降り、民は悔い改めて主に立ち返った。その後、エリヤが祈り求めると大雨が降り注いだ。

 しかし筋金入りの悪女イゼベルは怒り狂い、エリヤを殺すと脅迫した。エリヤは恐れて逃れ、自分の死を主に願って言った。「主よ、もう十分です。私のいの ちを取ってください。私は父祖たちにまさっていませんから。」これが人間エリヤの本来の弱い惨めな姿だった。憐れみ深い神は、この疲れ果ててしまったしも べを、実に優しく取り扱った。エリヤを癒された主は「さあ、ダマスコの荒野へ帰っていけ」と命じ、王と預言者を任命し油を注ぐ重要な使命を与えた。エリヤ はその働きを後継者たちに委任した後、死ぬことなく火の車で生きたまま天に引き上げられた。

 イエス様が十字架にかかる前に高い山の上に登られた時、モーセと共にエリヤがイエス様の栄光に与る。
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