2020年3月29日
 マタイの福音書 14章13〜21節
題目 「いのちを養うキリスト」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)

1.リーダー不在の群集
 スキャンダルに満ちたヘロデ王は、リーダーとは程遠い王。真の霊的リーダーであったヨハネが殺され、リーダーがいなくなった。主イエスは、人々を「羊飼いのいない羊のよう」にあわれまれた。
 
2.はなやかな宮殿
 ヘロデの宮殿、そこにはぜいたくなごちそうや、きれいな着物はあったが、主のみことばを殺してしまう恐ろしい罪の現場であった。
 
3.さびしい荒野
 荒野は、主と出会う恵みの場である。アブラハム、ヤコブ、モーセ、ヨシュア、ダビデ、エリヤ、パウロ、そして主イエスもみな荒野で一人きりで主に出会っている。何もなく、誰もいない、さびしい荒野も、主イエスがいっしょにいてくださるなら、そこが天国になる。
 
4.いのちを養われる主イエス
 5つのパンと2匹の魚で、豊かに群衆を養われた主。それまでは途方にくれ、つぶやいていた弟子も群集も、本当に喜んで、驚いて、感謝して、楽しんで、満 腹になって、心もからだも、満たされた。12のかごにまだ山盛り残っている。魚も残った。満ちあふれるめぐみ、それはまさに天国でのパーティーのような光 景。パンを裂かれた主は、私たちを心も体も養ってくださる。その主は、私たちの命、魂を救うため、十字架でその身を裂かれ、命のパンとして捧げてくださっ た。聖餐式は、その恵みを思い起こすためのもの。
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