1.子供を連れてきた親を叱った弟子たち
人々は、わが子への祝福を求めてイエス様にさわっていただこうと思って子どもたちを連れてきた。しかし、弟子たちは、イエス様があまりにも忙しかったので、これ以上疲れさせないために、彼らを追い払おうとした。
2.弟子たちを叱ったイエス様
イエス様が「憤った」記事は、聖書でここだけである。イエス様は、子供に自分の時間、労力を費やすことを喜びとされ、それを妨げる弟子たちを叱られた。天国に入るのは、力のある者、強い者ではなく、むしろ子供のように力の弱い者、ただ創造主に、主イエスに頼る者である。
3.子供を祝福したイエス様
イエス様は、子供たちを抱いて、手を置き祝福された。子どもとは、ただかわいいばかりの存在ではない。純真無垢で罪がないわけではない。子どもたちも、
実は人間としてのいやらしさはしっかり身に付いている。しかし、大人のようにごまかさず、弱いままでだれかに頼ろうとする。この彼らの罪を赦し、祝福を与
えるために主イエスは十字架で死なれた。
聖書の「祝福」ということばは、旧約聖書では、物質的な目に見えるものが「祝福」の中心だった。新約聖書では、「祝福」は物質的な面よりも、霊的な側面
が強調されている。それは、キリストを通して、創造主と和解すること、永遠のいのちを受け、創造主の国、天国を相続することである。