2019年11月3日
 マルコの福音書 9章42〜50節
題目 「神の国に入ろう」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)

1.どんな犠牲を払っても神の国に入ろう
 つまずきになるものを捨てて、どんな犠牲を払ってでも、全力で神の国に入るべきことを主イエスは命じている。「つまずき」を起こすこととは、つまり他人 との「関係」の問題である。「ゲヘナ」とは、エルサレムのすぐ南側にあったゴミや死体焼却場。火は消えることなくずっと燃えていた。そこには火とウジが尽 きなかった。イエス様も神の国、天の都に対立する滅びの世界を地獄と呼んでおられる。

2.関係を大切にしよう
 コリント教会は、伝道熱心で、聖書知識もあり、救いを確信し、賜物も豊かで再臨を熱心に待ち望んでいた(1コリ1:4〜9)。ところがパウロは、信仰は 持っていても、「関係」でいつもトラブルを起こすクリスチャンは「赤ちゃんのような信仰だ」(1コリ3:1)といった。知識や働きよりも「関係」が何より 大切である。「互いに平和に過ごしなさい。」(マルコ9:50)

3.みことばによってきよめられよう
 「火」や「塩」は、聖書では腐敗や堕落を防ぐ意味で用いられている。つまり罪からのきよめを示している。罪や人間関係のトラブルを持つ人を、主は用いら れない。私たちをきよくするものは、主のみことばである(ヘブル4:12、ヨハネ17:17、詩編119:9、11)。みことばによって、きよめられ整え られた器になろう。
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