1.分を越える
コラとその仲間たち250人は共謀してモーセとアロンを公然と非難した。しかし、モーセとアロンを任命されたのは神様なので、もし本当にモーセやアロン
が分を越えたならそれを止めさせるように神様に祈り、委ねなければならなかった。コラたちは、自分たちに神様が任せてくださった働きに集中せず、不平不満
を言い、彼らこそ分を越える行動をとった。与えられた働きや使命を軽んじることなく大切にし、使命に忠実に歩む。
2.主に申し上げる
ダタンとアビラムは、モーセの呼びかけに応じず、彼に根拠のない非難をした。モーセはそれに対して怒りを相手にぶつけることなく、その心情をすべて神の
前に持って行った。感情的に反応してしまい、自分の力で問題を解決しようとしてしまう。しかしそのような対応をする時に、また別の困難を招いてしまう。私
たちよりもそのことをよく知っておられる神様の前にその問題を持ってゆくことが、問題解決の唯一の道である。
3.侮りの結果
反乱事件に、直ちに審判が下る。地面が割れて反逆者たちを飲み込み、加勢した250人も神の火によって裁かれた。モーセもアロンも弱い人間であった。し
かし自分たちに任された職務への不満をモーセにぶつけたことは、「主を侮ったこと」と神様は言われた。神様の民は、みこころを正しく知り、みこころに従っ
て生きなければならない。しかし、神の憐みは尽きない。コラの子たちは生き残り、門衛や歌うたいとして与えられた職務に忠実に仕えた。詩篇には彼らのマス
キールや賛歌がいくつもある。