1.イエス・キリストは弁護士(1〜2)
ヨハネは、この手紙の読者たちに、この手紙を送る目的は、「罪を犯さないようになるため」であると明かす。しかし、ヨハネは、現実のクリスチャンの姿を
よく知っていた。イエス様は、救い主であるだけではなく「弁護する方」(パラクレートス)であり、ヨハネの福音書ではパラクレートスを聖霊を指して「助け
主」と訳している。天の法廷では、裁判長である父なる神と私たち罪ある者との間に、弁護士、助け主であるイエス様がいてくださる。
2.神のご命令を守るものは神を知っている(3〜4)
神を知る知識の中には、従順を通して知るものがある。キリストを知っていると言いながら、神への従順がなければ、そのものは偽りを言っている。神の命令
を、戒めを守るものこそ、神を知っている者。すなわち主の子とされた者。クリスチャンだと言いながら、神の御言葉に聞き従わないなら、偽りを言っているに
すぎない。
3.神の御言葉を守るものは神を愛する者(5〜6)
御言葉を守ることが主を愛している証し。本当に主を知っている人は、神のみこころを生活の中で実現するように努力する。神の愛を受け、それによって愛するものは、イエスキリストと同じように歩むもの。キリストとの親しい交わりに中にいる人は、キリストに似てゆく。