2019年1月13日
 マルコの福音書 10章32〜45節
題目 「仕える者になろう」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

1.十字架の予告
 イエス様はエルサレム、つまり十字架を目指して先頭に立って歩かれた。
弟子たちは驚きと恐れを覚えながら従っていった。イエス様について行く者は、「自分を捨て、自分の十字架を負い」(8:34、35)従う覚悟が必要である。

2.ヤコブとヨハネの願い
 十字架を目指すイエス様の苦悩をよそに、ヤコブとヨハネは、イエス様が王国を樹立したときに、ナンバー2、ナンバー3の最高の地位を確保しようとした。しかし、主イエスは彼らのことを否定していない。「杯」「バプテスマ」とはイエス様が受ける苦しみである。

3.仕える者に
 イエス様に従う者は、みなに仕える者となることを命じられた。先に立つ者は、しもべとなることを命じられた。十二弟子をイエス様は頼りにし、拠り所とも し、王座につかれたときには、彼ら12使徒に教会をゆだねられた。エリートでも人格者でもない十二弟子、きわめて人間的で、私たちと変わらない弱さ、欠点 を持った12人だった。しかし彼らはただ主イエスに召され、その召しに最後まで従った。黙示21:14には旧約の12部族と並んで12使徒の名が印されて いる。旧訳と新約の主の民が一つにされ子羊の花嫁とされた栄光の教会が、天の都を形成している。
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