2018年8月5日
 マタイの福音書 5章3〜12節
題目 「幸いな者」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 イエス様は、心の貧しい者、悲しむ者、柔和な者、義に飢え渇く者、あわれみ深い者、心のきよい者、平和をつくる者、義のために迫害されている者は幸いだと言われました。そこには逆説的に思える内容も含まれています。
 しかし私たちが神の国の住民であることを知る時、もはや幸せは周りの状況に左右されないことがわかります。それは心の問題であり、幸せの根源はキリスト との関係であるからです。私たち神の子とされた者にとって、キリストとの交わりの中にあること、キリストを他の人に分かち合うことに幸せを体験していま す。
 豊かに満たされていながら「まだ足りない、あれもこれも手に入れなければ幸せではない。」といった貪欲という偶像に支配された人は、何をしても何を手に入れても決して幸せになれないのです。
 天国の国籍を持つ者は、地上の朽ちる宝に価値を置きません(マタイ6:19〜21)。天の国籍を持ち、キリストとの深い交わりがあるなら、キリストの命 を持っているなら、それに勝る宝、幸せは無いのです。キリストが私たちの心に住んでくださったのは、決して変わることの無いご自分の平安、喜び、感謝、幸 福を与えてくださるためです(コロサイ1:27、3:1〜3、15〜16)。
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