2018年7月8日
 ヨハネの福音書 21章15〜22節
題目 「わたしを愛していますか」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

1.ペテロの熱心
 ペテロは使徒たちのリーダーで、とにかく熱心であった。主の召しには、いっさいを捨てて従った。イエス様を「あなたは生ける神の子キリストです」と告白 した。復活の主がガリラヤ湖岸に立たれたとき、上着をまとって水中に飛び込んでみもとに行った。何かと言えばまっ先に口を出し、考える前に行動した。彼の 心はいつも熱していた。それが欠点ともなった。

2.つまずいたペテロ
 「たとい全部の者がつまずいても、わたしはつまずきません」と言い切ったペテロは、三度までも主を拒んだ。そのことを知っていた主は、彼の信仰がなくな らないように祈られた(ルカ22:31〜32)。やがて主を裏切った彼は、外に出て激しく泣いた(ルカ22:61〜62)。主に喜ばれる生涯は、全く砕か れた悔いたたましいによってのみ、造り上げられる(詩篇51:17)。

3.主の愛にとらえられたペテロ
 復活の主はペテロを取り扱われた。ガリラヤ湖の岸で、主は特にペテロを顧みて、炭火をおこして待っておられた。その火は、ペテロが三度までも主を知らな いと言った所でもあった。主はその場で彼に再献身を求められた。「ヨハネの子シモンよ、あなたはこの人たちが愛する以上に、わたしを愛するか」と。ここ に、主の愛の縄で縛られたキリストのしもべ(奴隷と同意語)ペテロができたのである。私たちも主の愛に縛られて、主のわざに励もう。
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