2018年7月1日
 イザヤ書 41章8〜14節
題目 「ヤコブの神」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

1.ヤコブの生涯
 彼の家庭は崩壊状態で夫婦間、兄弟間の意志疎通がなかった。ヤコブは母と共謀し、父と兄をだます。その後、兄の殺意を感じておじのもとに逃れる。ラケル を愛していたヤコブは、今度はおじラバンにだまされて、姉のレアと愛のない結婚をさせられる。その結婚は失敗で、その子孫は全部失敗だったか?その子孫に イエス・キリストが生まれる。人間には失敗に思える事も、主は用い、ご自身の業を進められるすばらしいお方である。

2.主との格闘
 ごまかしの人生を生きてきたごまかし屋のヤコブは、主と格闘し、ももの付け根を打たれる。主はヤコブの強さを打たれた。彼の強さこそ彼の最大の弱点だった。彼の強さが弱さに変えられた時、兄エサウの心が変えられた。強さは弱さであり、弱さは強さになる。

3.弱い者を選び、用いられる主
 主の選びは主権的で(ロマ9:10〜16)、虫けらのようなヤコブをも用いられる。人生は自分でコントロールすることが出来ない。しかしあなたをすばら しく作り上げるため、神がそれを許されている。あなたの最も大切な働きは、最も苦しんだ経験から生まれ、もっとも効果的なメッセージは、あなたのもっとも 深い傷から生まれてくる。弱さこそ、人を癒すもっとも力強い道具となる(第二コリ1:4)。主は私たちの弱さを用いてご自身のご栄光を表される。第二コリ 4:7―器はみすぼらしいほど、中の宝が光り輝く。
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