2018年6月24日
 ヘブル人への手紙 11章33〜12章2節
題目 「苦難と勝利」
桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

1.信仰生活は戦い
 ヘブル書は信仰の書であり、信仰生活には戦いがある。キリスト者はキリストの兵士として召されている。現実の戦いの背後には霊的戦いがある(エペソ6: 12)。世を愛することは神に敵対することである(ヤコブ4:4)。私たちにとっての究極的戦いは、人々をサタンから解放し、キリストに勝ち取るである。

2.必ず勝利する戦い
 しかしその戦いは勝つか負けるかで無く、必ず勝利する戦いである。なぜならイエス様がすでに世に勝たれたからである(ヨハネ16:33)。よみがえられ た主の「人々を弟子としなさい」との宣教命令を私たちは引き継いでいる(マタイ28:19、20)。戦いと苦難の中でも、主が共にいて必ず勝利する戦い に、今私たちは加わっている(第二コリ2:14)。

3.キリストの兵士として
 戦いに楽な戦いは無い。勝利は保障されているが、苦難は常に目の前にある。キリストの兵士とは、キリストと苦しみを共にする者である(第二テモ2: 3)。逃げる者は兵士ではなく難民であり、苦しみに打ち負かされ者は捕虜である。兵士とは苦しみに立ち向かって進む者である。私たちはキリストの兵士とし て召されている。パウロはキリストの故に受けた迫害の傷(イエスの焼印)を、体に受けていた(ガラテヤ6:17)。私たちは無傷で主の前に立つべきだろう か?主の兵士として、死に至るまで忠実に歩むなら、「いのちの冠」が報いとして与えられる(黙示2:8〜11)。
このウィンドウを 閉じる