1.異邦人に福音が伝えられる
ツロ、シドンからデカポリスへ(31)、そこは異邦人の地であった。
デカポリス(十の都市の意)で悪霊につかれた人(5章)、スロ・フェニキヤの女の娘(7章)など、心閉ざしたユダヤ人たちに比べ、偏見のない異邦人たちは、どんどん救いに入っていった。
2.障害を持った人が主イエスの前につれてこられる
聖書は、神はすべてを非常に善く、美しく造ってくださったとしるしている(創1:31)。アダムの堕落によって、罪に支配され、歪められているが、主イ
エスが来られたのは、その人間のすばらしさ(37)を回復するためである。主イエスによって回復される望みが、この男のいやしの中に見られる。
3.全身全霊でいやして下さる主イエス
主イエス、ただことばで、治れ、と言われたのではない。まるでその人の痛みにご自身をくっつけるようにして、手を触れられた。そして、うめき、産みの苦
しみをするほどにして、この一人の人を解放した。主イエスは私たちの救いを、全身全霊で、全力で十字架で成し遂げられた。主イエスは、十字架の苦しみを受
けられるために、私たちを永遠の苦しみから解放するために来られた。