アブラハムは、子どもがいませんでした。年を取っていたので、もうあきらめかけていました。しかし神はあなたに子を与えると約束しました。そして本当に子
どもができました。アブラハムはその子をイサクと名付け、とてもかわいがり、老後を楽しんでいた。おじいちゃんと孫か曾孫の関係でした。ところがある日、
神は「あなたの愛している一人子イサクを全焼のいけにえにして私にささげなさい」と命じました。イサクを殺して焼きつすささげものです。アブラハムは本当
に悩みました。自分のいのちよりも大切な一人子イサク、自分が殺される方がよっぽどましです。悩んで、悩んで、しかし、アブラハムは、神を愛し、その命令
に従ったのです。イサクを連れて山に登り、イサクを縛り上げ、刀で殺そうとしたその時、「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはな
らない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしにささげた。」神からストップ
がかかりました。自分にとって、一番大切な、一番愛している一人子のイサクを神のために惜しまなかった。神はそれがわかったので、殺すことを止めさせまし
た。
しかし今度は神が、自分の一人子のイエス様を惜しまないで私たちのために十字架に付けてくださったのです。それは私たちがイエスキリストを信じるため。信じた者が一人も滅びず、地獄に行かないで、永遠のいのち、天国にゆけるためです。