2017年5月21日
 ヨハネの福音書 7章37〜39、8章12節
題目 「真の人生の道案内」
加藤 正之 先生

説教(奨励)要旨

1.「一寸先は闇」とよく言われます。だから、アメリカの文豪マークトウェーンのように「人生の水先案内」役をかって出る人もいるのでしょう。しかし、彼は運命論者です。彼の生涯を運命的な死をもって終えたのは皮肉です。

2.「誰でも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。」人の繰り出す救いの道とか、人生観に救いがあるか。満たしがあるのか。渇きのない人生であるのか。現代人は満たされているか。

3.しかし、神の御心によって導かれたユダヤ人の歴史には神の赦しを示す愛の計画があった。「祭りの大いなる日」を毎年繰り返し祝うのはその完全な義と愛の導きを知るため。が、人の自由な心が神の愛の計画を拒み闇を選んだ。
 
4.神の義はキリストによる身代わりの死によって救いの光をもたらし、闇の縄目を一掃し、運命論を砕き、闇に捨ておかれた私たちの孤独の悲しみの涙を拭い去って下さった。神は聖霊の御翼に載せて生涯を導くと約束された。

5.イエスは言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」(ヨハネ8:12)人が人を導くことはできない。病んだ眼が病んでいる人を導けません。
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