2016年12月4日
 ルカの福音書 19章1〜10節
題目 「恵みによって歩む」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 もしも、「クリスチャンなのだから、しっかりしなければならない」とか「みことばをきちんきちんと守らなければ、 神様に愛されない」というような思いがあれば、信仰生活は、辛いものとなってしまします。何かをしなければ、神様に受け入れられない、という考え方は、聖 書の教えとは違います。神様は、罪人の私たちを「ありのまま」愛して、イエス様の十字架によって、すべての罪を赦し、神様の子どもとしてくださいました。 何かができるからではなしに、何かを努力しているからではなしに、神様は、ありのままの私やあなたを、今も愛してくださっているのです。

 クリスチャン生活は、義務的に何かをすることではありません。私たちが、神様のために何かをしなければならないのではなく、神様の恵みによって、喜んで、主のために、善いことをさせていただけるのです。

 取税人のかしらであったザアカイは、人をだまして私腹を肥やすという生活をしてきて、人々から「罪人」と非難され、嫌われていました。確かに、彼は、人 のお金をだまし取っていました。しかし、イエス様は、彼を恐い顔をして責めたりなさいませんでした。イエス様は、ザアカイを無条件で受け入れ、救いを宣言 されました。

 何かをすることによって、神様に受け入れていただこうと考えることは、間違いです。私たちが、神様のために何かをするとしたら、それは、神様に受け入れ ていただくためでも、愛していただくためでもありません。何もしなくても、神様は、私たちを愛してくださっています。私たちは、ただ、神様を愛するがゆえ に、神様のみこころを、喜んで行うのです。
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