2016年6月19日
 創世記 2章18〜25節
題目 「父親」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 人生の歩みを決定するのは「関係」です。人生の最期は、関係だけが残ります。子供は、父親の行動をそのまま真似る ので、親が一番子供の人生を決めるといっていいでしょう。結婚すれば夫婦、子供ができれば親、ではありません。夫として、父親として成長しなくてはなりま せん。子供にとって、家庭が一番大切で、その中心は夫婦です。夫婦が幸せなら、子供は幸せです。子供への父親の最高のプレゼントは、母親である妻を愛する ことです。健康な夫婦関係、互いに愛しあう夫婦、そうすれば子供は素晴らしい遺産を持ち、人生を歩んで行けるのです。

 創造のはじめに、神は家庭を定められました。創造の目的は、家庭を造ることでした。アダム一人ではなく、エバを造られたのです。家庭が神の目的です。神 はアダムとエバの二人を創造され、それを非常に喜ばれました。それが神様の夢だったからです。しかしサタンは、神の夢を打ち砕きました。サタンは、神とア ダムの間だけではなく、アダムとエバの間にも楔を打ち込んだのです(創3)。だから家庭に大きな葛藤があるのです。家庭が壊されるなら、サタンが喜び、神 が悲しむのです。

 教会のアイデンティティーは「あなたは生ける神の御子キリストです」(マタイ16:16)という、この告白の上に教会はキリストによって建てられるよう に、家庭のアイデンティティーは「これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。」(創2:23)です。この告白の上にあなたの人生、あなたの家庭は 造られます。そうすれば、キリストはあなたの家庭を建て上げ、豊かに祝されます。てくださる。

 神が出会わせた夫婦、それはもはやもはや二人ではなく一人です(マタイ19:6)。二つの人生ではなく、一つの人生があるだけです。様々な葛藤を乗り越えて、共に一つの人生を歩むのです。
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