2016年5月15日
 ヨハネの福音書 14章16〜21節
題目 「約束の助け主」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 本日はペンテコステ(聖霊降臨日)です。イエス様は天に帰られる前に「もうひとりの助け主」としての聖霊を約束されました。弟子たちと共に生きたイエス様の代わりに、弟子たちと共にいて、力づけ、助け守ってくださるお方です。

 よみがえった後も、イエス様がずっとこの世にいてくださったらよかったのに。そうすれば、今私の目の前にイエス様はおられて、私と共にいてくださるのに。目と目を合わせ、顔と顔とをあわせてお会いできるのに。そう思います。

 けれども、イエス様が天に帰られたことによって、助け主が与えられました。イエス様が父のみこころを行ったように、聖霊はイエス様のみこころを行って、 しかもこの私を助けてくださる私の助け主、なんてすばらしいことでしゅうか。いつも迷って、つまずいて、苦しんで、悩んで・・・。そんな私の助け主、聖霊 様、イエス様と天の父の代理である聖霊様、私を助けてください。

 人に慰めを求めても、限界があります。慰め主なる聖霊様、私を慰めてください。いつも、いつまでもずっと私と共におられる、それはなんと素晴らしい約束 なのでしょう。私のすべてを知っておられるのは、あなただけです。そして、私の弱さも、罪深さもすべて知った上であなたは受け入れてくださっています。助 け主として、慰め主として、裁かず、見捨てず、いつも、いつまでも共にいてくださる主よ、感謝します。

 イエス様が天に帰られる時に、「見よ、私は世の終わりまで、いつも、いつまでも共にいる」と約束された言葉は、聖霊様によって実現したのです。私と共に 住み、私の内にいてくださる。こんな汚れた、罪深い、弱い私と共に住んで下さり、私の内にいてくださる。なんという恵みでしょうか。イエス様が私を見捨て ない、といってくださるのは、あなたがいつまでも一緒にいてくださるということは、聖霊を通してなのですね。
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