2016年4月3日
 ヨハネの福音書 14章1〜4節
題目 「場所を備えに」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 イエス様は、「住まい」がたくさんある「家」について語り、私たちのために「場所」を備えに行くと言われました。つまり天国とは「霊的な状態」なのではなく、「実際に場所」だと考えられます。
 黙示録21〜22章には、新しい地と新しいエルサレムが実際の場所として描かれ、宝石をはじめとする物質を細かく描写しています。川や木々、豊かな自然にあふれた「場所」です。
 聖書の最初(創世記)の2章で、神は地に園(エデン)を作り、最後(黙示録)の2章で中央に園のある新しいエルサレムを新しい地に下されます。エデンの 園には罪も死も呪いもありませんでした。新しい地には罪も死も呪いも、もはやないのです(黙示22:3)。創世記では救い主が来られることが約束されてい て、黙示録では救い主が戻ってこられます。創世記では失われたパラダイスが、黙示録では取り戻されたパラダイスが記されています。
 これらの対比はあまりに明白であり、神のご計画の完全な一致を示しています。これは神が必ず実現されることです。
 神は「非常に良」(創世記1:31)いものとして私たちのために造ってくださったこの地球を、やがて贖い、新しい地として造り直し、私たちはそこに永遠に住まうのです。神が私たち人間をあきらめなかったように、この地もあきらめておられないのです。
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