パウロは「私の願いは、世を去ってキリストとともにいることです。」(ピリ1:23)と言い、主イエスは、天国に私たちのための場所を備えに行かれ、また来て、私たちを迎えて下さることを約束された。(ヨハ14:2、3)
この世の生活―いま私たちが置かれている状況は、決して楽なものではないかもしれない。この世での最もつらい経験から解放されないかもしれない。しか
し、後の世では必ず解放される。キリストに望みを置こう。キリストはやがて戻ってこられ、キリストを信じてきた人々は、新しい人生に復活する。今の苦しみ
ではなく、キリストを見つめ、天を目指すことに希望を見出そう。
パウロは「地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。」(コロ3:2)といった。天国を求め続けよう。次の世を天国で送るつもりなら、天国を探す
ことに今の生涯を費やそう。そうすれば熱心に天国を待ち望み、備えることができる。天を目指す人は、どんな相続財産よりもはるかに価値のある遺産を子供た
ちに伝えることになる。