2016年1月3日
 ヘブル人への手紙 11章13〜16節
題目 「天を目指す旅人」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

1.人生はテスト
 人格は、試されることによって成長する。人生はテストであり、私たちに起こる出来事す べては、私たちの人格形成に必要なことである。神があなたに大切な働きを任せるために、今の訓練を与えている。神は、私たちの問題が大きくなりすぎないよ う、実に細やかな配慮と、脱出の道をも備えてくださる(第一コリント10:13)。そして天国で、いのちの冠をくださる(ヤコブ1:12)。

2.人生は預かり物
 私たちの持ち物は、すべて神からの預かり物である。私たちのものは何一つない。地上のものは何一つ天に持ってゆくことはでき ない。私たちはあくまで管理者である。オーナーはイエス様(詩編95:4-6)。この地上の人生を終えた時、主から委ねられたものをどのように扱ってきた かが評価され、報いを受ける。

3.人生は一時的務め
 私たちの人生は、永遠と比べるなら、ほんのつかの間であり、地上は仮の住まいである。地上に長くいるわけではないので、あまり愛着を持たない方がいい。 聖書によれば、わたしたちは地上では在留異邦人、巡礼者、外国人、訪問者、旅人であり、私たちの本当の故郷は天国である。この地上でキリストに従う時、苦 しいこと、悲しいこと、辛いことがなくならないのは、ここが本当のふるさとではないからである。私たちには、はるかに素晴らしい世界が用意されている。主 の目から見た信仰の勇者、ヒーローとは、この世を一時的なものと受け止め、天国での報いを期待して神に忠実に仕えた人である。彼らのために天の都と、豊か な報いを用意してくださっている。
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