2015年9月13日
 テモテへの手紙 第二 2章11〜13節
題目 「真実なる神」
高橋 善樹 先生

説教(奨励)要旨

 イエス様ご自身がこう言われています。「わたしを遣わした方は、真実であって、わたしはその方から聞いたことをそ のまま世に告げるのです。」(ヨハネ8:26b)。パウロもまた「神は真実である。」とたびたび告白しています(ローマ3:4、第一コリント1:9、 10:13など)。
 神様が、真実な方であることを覚え、神様の真実に拠り頼む信仰の歩みについて教えられたいと思います。

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1.”真実なる神”の基本は、約束を守られ、誓われたことを果たされ、契約を完全に成し遂げられる神ということです(民数記23:26)。偽るこ との決してない神です(テトス1:2)。しかもその神様の真実は、歴史的な事実をもって現わされています。出エジプトを果たされ、約束の地カナンを与えら れ、そしてひとり子のイエス様をこの地上に遣わし、聖霊を降されたのです。

2.12節。私たちがイエス様とともに、迫害と、この世の闇の力と、自分の肉との戦を耐え忍んでいるなら、イエス様とともにそれらを治めるようになります。しかし、もしイエス様を否ならばイエス様は、否んでいることを見逃されることなく、否んだ私たちを否まれます。
 これが、真実な神です。マタイ10:32、33にある通りです。

3.私たちは、真実なる神の前に立つとき、自分が、不真実な者であることを覚えます。しかし”私たちの負い目をおゆるしください”=”神様、あなたは、私 に真実を尽くしてくださっているのに私はあなたに真実を尽くし得ない者です。おゆるしください。”と、悔いて祈る者に神様は、変わりなく真実を注がれ、信 仰の生活、信仰の人生を支えお守りくださっていることを覚えたいのです。
 私たちが、イエス様の十字架と復活に留まるとき、私たちは、真実でなくても神は変わることなく真実であり続けてくださいます。
 この神の真実に拠り頼み、希望と平安を与えられてまいりましょう。神の真実の只中を天の御国めざして歩み続けてまいりましょう。

<結び>「私は、主の恵みを、とこしえに歌います。あなたの真実を代々限りなく私の口で知らせます。」(詩89:1)
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