2015年9月6日
 マルコの福音書 15章16〜32節
題目 「イエス様の静けさ」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 「私たちの心はすぐ不安になります。イエス様の心の姿勢、それは、天の父への信頼から来る「静けさ」でした。十字架の苦しみの中でも静けさを失われなかったイエス様の静けさは、私たちも味わえる祝福です。

1.天の父のみ業への信頼
 イエス様は、正しくさばかれる父に信頼していました(第一ペテロ2:22〜23)。
「見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。」(黙示3:20)。イエス様は私たちが心の戸を開くまで無理やり人の心に踏み込むようなことをなさいませんで した。天の父の憐れみと助けによって、私たちが自分から心の戸を開きたいと思うようになる。そのような信頼を天の父にしておられるのだと思います。

2.天の父の愛への信頼
 もう一つ、イエス様の静けさの秘訣は、いつも父の愛の中におられたことだったと思います。ご自分に向けられている父の愛のまなざしを失わない(マルコ1:11)、イエス様はそのようなご生涯を送られました。
 私たちはすぐ天の父の愛を見失い、苦しみを自分ひとりで抱え込んでしまうのですが、、信頼する者は愛の中に憩うことができます。

3.主に受け止められている安心感を味わうために
 それは、ありのままの姿で主の前に出ること、「自分に正直になること」(詩131:2)です。主がこんな自分をそのままで受けとめてくださっている、そう感じることができたなら、恐れの無い静けさの中に憩うことが出来るでしょう。
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