2015年7月5日
 創世記 29章15〜35節
題目 「誰にも愛されなかった女性」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 レアの結婚は幸せではなかった。夫からは嫌われ、妹はライバル、父はレアを駆け引きの道具に、モノのように扱った。彼女は誰にも愛されなかった。
 しかしただ一人、レアを愛している方がいた。それは神様。そして、誰にもできない特別な仕事をさせようと計画された。いつの日か、この世界を救い出すと いう特別な計画を、レアの子孫を通して成し遂げようと神はお考えになっていた。そのため、愛のない結婚生活の中にも神はレアを祝福してくださり、多くの子 供を与えてくださった。
 レアはやがて、神様からの愛のまなざしに気づく。そしていつまでも自分をかわいそうがってはいなかった。夫が自分を一番に愛してくれなくても、自分がラ ケルのように美人でなくても気にならなくなった。「私を選び、私をいつまでも諦めず、変わらずに永遠に愛してくれる方がいる。」
 神様がレアに与えた仕事、それは彼女の子孫に天国から来られる王子が生まれるということ。それは神の大切な一人息子。この王子は、神の民を愛し、命を捨てて救ってくださるお方。
 この王子の愛を受けてはじめて、私たちも輝き始める。そして美しい姿へと変えられる。そう、レアのように。
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