2014年9月14日
 ローマ人への手紙15章1〜6節
題目 「主イエスに倣って」
高橋 善樹 先生

説教(奨励)要旨

 パウロは、12章以下でイエス様を信じて救われた者は、どう生きるべきかについて勧めるのですが、14章からは、 教会の交わりのあるべき姿を勧めています。今日の箇所では「力のある人」は、「信仰の弱い人」の弱さを担うべきこと、そして「力のある人」も「力のない 人」もイエス様に倣(なら)って心を一つにして神をほめたたえよ。と教えます。
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1.私たちが、イエス様にふさわしくあるために、イエス様に倣うべきことは何でしょうか。
 イエス様のすべてに倣うべきことです。
(a)そのへりくだりの存在:神のひとり子が、人となられて世に来られたこと。
(b)父なる神様のみこころをそのままに伝えた忠実さ:父なる神様のことばをそのままに忠実に語り、教えられました。(ヨハネ14:10)。
(c)父なる神様に対する従順:罪人の救いのために、十字架の死にまでも従われた。
(d)あわれみと愛の行い:イエス様を必要とする人々をあわれみ、全知全能の神の子としてその必要を満たされました。
 私たちは、イエス様によく倣うために聖書を良く読み”イエス様に似た者”(第一ヨハネ3:2b)となるように祈り続けてまいりましょう。

2.イエス様に倣って生き、教会のみんなが、互いに同じ思いを持つよう導かれるのは、神の力とお働きによることを覚えたいのです。
(a)私たち一人ひとりが、イエス様をお手本にして、イエス様を規準にし、イエス様を中心にして生きること(=イエス様を主とすること)は、救われた私た ちの信仰による歩みそのものです。信仰による歩みがそうであるように、それは、神様が起こされ、導かれ、そして完成してくださることです。
(b)教会のみんなが、互いに同じ思いを持つようになることも全く同じです。教会の交わり(礼拝、聖餐、諸集会)そのものが、イエス様に倣って生きること です。神様は,教会の交わりを通してイエス様に倣って生きることに前進を与えられる中で、教会が、互いに同じ思いを持つことを導かれます。私たちは、教会 の交わりを一層大切にして守り続けることを祈り求めてまいりましょう。

<結び>ピリピ書2:6-8
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