2014年8月17日
 創世記1章1節
題目 「天と地の創造」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

 創世記第1章は誰が書いたのでしょうか?
 目撃者が誰もいない時ですが、そこに何らかの歴史があったことは事実です。創造主がこの世を創造されたなら、創造主以外にこの歴史を語ることは出来ません。そして創造主が人間にそれを知らせることによってしか、つまり「啓示」以外に人間には知る術がないのです。
 創世記の起源は、文字が出来る前からのイスラエルにおける伝承(口伝・くでん)です。この伝承を継続した人々、アダム、セツ、ノア、アブラハムたちは、 自分たちの歴史と共に、創世記1章の歴史を忠実に伝承して行ったのです。アブラハムとその子孫であるイスラエル民族が、他の民族と切り離されたという事実 は、この伝承を純粋に保つためだったのです。
 イスラエル民族の中に保たれてきた伝承が、文書として構成、記述されていったのがモーセの時代でした。そこに聖霊が働かれ著者、編集者、資料、伝承(口 伝)を誤りから完全に守られました。これを聖書の霊感といいます。これによって、誤りの無い創造主の権威あることばとしての聖書を、今日私たちは手にして 読むことが出来るのです。
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