イエス・キリストを信じ、救われたものが、その救いを失うことはあるのだろうか?
答えは否である。イエス・キリストを信じ、救われた者は、終わりの日まで堅く保たれる。救いは主の一方的な恵みなので、一度主イエスを救い主と信じた人
を主は決して見捨てず、必ず永遠のいのち(天国)に導かれる。神に選ばれたものは、必ず救いの完成に至らなければならない。
クリスチャンも時には困難に合い、一時的に迷ったり、罪に陥ったりすることがありうる。教会にも来られなくなったり、あるいは疑いの中に迷い込み、信仰
すら失ったかと思われるようなこともある。しかし神の選びのうちにある者は、神の救いの御手から逃れることは出来ない。あの放蕩息子のように、たとえどん
な経緯をたどっても、必ず最後は神の御手の内に立ち返る。
エペソ1章は、「父なる神の永遠の選び」「子なるキリストの救いの実現」「聖霊なる神の救いの適用と保障」それが見事に記されている。三位一体の神の救いの御業は、人間の側の弱さ、罪深さなどではビクともしない。