2014年5月4日
 第一サムエル記1章1〜20節
題目 「母の祈り」
高桑 照雄 牧師

説教(奨励)要旨

1.ペニンナのねたみ(第一サムエル1:1-8)
 ハンナの夫であるエルカナの、もう一人の妻ペニンナは、ねたみ、憎しみからハンナをいら立たせ、意地悪をした。ペニンナは苦々しい心をコントロールせ ず、その生活はねたみに毒されてしまった。ねたみはサタンからのものであり、人間関係に起こる問題の多くも、このねたみから来る。

2.ハンナの祈り(第一サムエル1:9-20)
 ペニンナに傷つけられたハンナは、悪に対して悪で対抗しなかった。悲しみを主の前に持ってゆき、心注ぎだして主に祈った。このハンナの祈りがやがてイス ラエルを変えてゆく。サムエルは最後の士師また最初の預言者として王制を創立し、サウル王、ダビデ王を任命し、国家としてのイスラエルを確立した人物であ る。ハンナの信仰はサムエルに受け継がれ、彼も母と同じ祈りの人となった(12:23)。
 一人の女性の祈り、母親の祈りは、国家や歴史をも変える。
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