2014年3月2日
マタイの福音書17章22〜23節
題目 「三日目に甦ります」
加藤 正之 牧師

説教(奨励)要旨

<人の子は人々の手に渡されます。>22節 イエスは人の手にかかり引き渡される。
      <そして、殺されるが>23節 人の悲しみと死の絶望と神の裁きを背負わされた。
    <三日目によみがえります>23節 信仰者の死は本当のいのちの幕開け。
    <すると彼らは悲しんだ。>   弟子たちは常識的な人生観から脱却できないでいる。

 釈迦の教えは「死んで何処へ行くのか」の青年の質問に、そんなことを考える余裕はない。今ある苦しみを解決しないと死が来てしまうと答えたという。本当の救い主は死からの解放者。釈迦は死後を知らない人間だからそう語る。
 キリストは死後の未来こそ真実の世界だという。そこから来た神だから言い得た。人生は死で終わらない。主は私たちを復活と永遠の命へ導く。苦難は希望へ の通過点。生は苦しみで終わらない。苦しみと死を克服し勝利された神だからこそ、語れる。十字架は永遠の愛の印。苦難の只中で信仰者の身代わりとなった偉 大な愛はない。復活こそキリストの神であることを証明している。だから主の言葉は全て正しい。それは人生の意味を与えた。それ故に空しく人生は終わらな い。
 どんなに苦しくても、信仰の愚かさを笑われたことも、主に従った歩みが、辛かった思い出の全てが善しとされる!
人生の全ての問題を解決する全ての鍵はこの「三日目に甦ります」にある。
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