2013年12月22日
ルカの福音書2章21、1〜3節
題目 「時満ちて」
加藤 正之 牧師

説教(奨励)要旨

21節 イエスが天から来た神である方であるのに、人間たちが守るべき割礼を受けられたと言う。この意味は偉大で す。当時の民族のおきてによると、割礼は生まれてから8日に受けるものと決まっていました。それは、自分たちの民族社会の仲間となるとか、加入するなどの 意味を持っていました。

 しかし、イエスの場合はイエスが神であるのに完全に人となって人の仲間入りをしたことを示していたのです。イエスはこれによって人となられたことを、イスラエル人に対してばかりではなく世界中の人々に発信したのです。これがルカが伝えるメッセージです。

 日や時が満ちるとは、ただ、割礼を受けるという民族の習わしに従うという宗教儀礼を踏襲しただけのことを意味しているのではありませんでした。定められ た神の絶対的な愛の計画が実行に移される「イエスの時」が来たことを示していました。あゝ。神の事実、その愛の事実を恐れよ。です。

 だからこの偉大な事実に耳を澄ませて聞かなければなりません。2:1〜3の預言の成就がどのようにその繊細さを持って成就するかを知るなら神のち密さ繊 細さを知りえるでしょう。そして、その救いの業を思い量ることができるなら、真の神の愛のホンの一端を想像することが可能でしょう。
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