2013年9月29日
ガラテヤ人への手紙3章23〜27節
題目 「信仰とは」
高橋 善樹 先生

説教(奨励)要旨

 パウロは、ガラテヤ地方の教会に忍び込んだ「かき乱す者たち」(1:7)によってパウロの教えた福音からずれて行 こうとする信徒たちに「律法と救い」について教え、立ち帰ることを勧めます。このなかでパウロは、”信じるとはどういうことか、信仰とは何か”を明らかに します。
 信仰の基本を改めてしっかり教えられてまいりたいと思います。

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1.私たちの救いは、イエス様を信じることに拠(よ)っており、イエス様への信仰に拠っています。そして、イエス様を信じるとは、イエス様とひとつに結びつくことであることを覚えたいのです。
 私たちは,漠然と神様を信じて救われているのではありません。義なる神様のひとり子イエス様を信じて、義と認められて救われているのです。しかも、イエ ス様を信じることで、私たちはイエス様の中で生き(3:26)、イエス様が私の中に生きておられること(2:20a)が起こされているのです。これがイエ ス様を着ることです。(3:27)。

2.信じるとは、神様の真実(ピスティス)に、私たちは、信仰(ピスティス)をもってお応えすることです。
 私たちを救おうとされる神様の真実・まことは、聖書において明らかにされ、イエス様を与えて下さることによって現わされました。
 聖書のことばをよく読み、教会の交わりに神様の真実を知って心に受け入れ、生きることでお応えすることが”信じること”です。

3.イエス様を信じることは、同時にイエス様以外のものを決して信じないことであることを覚えたいのです。
 イエス様の十字架と復活を覚えて”イエス様だけを救い主として信じ、イエス様以外のものを救い主として決して信じないことです。また、イエス様において 現われた神様だけをまことの神様として信じ、それ以外のものを決して神と信じない、とはっきり告白し、行うことです(使徒の働き4:12)。

【結び】「・・・あなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。」(3:27b)。すでに、旧約聖書に預言されている出来事です(イザヤ61:10)。感謝しつつ心に刻みたいと思います。
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