2013年9月1日
マタイの福音書4章12〜17節
題目 「恵みによって知る神」
加藤 正之 牧師

説教(奨励)要旨

【先回まで】サタンは人類の初めから人の目を欺き、神否定の前提の牢獄に封じた。神は預言に従い、人として現れ、この牢を打ち砕いて人を悪の呪いから解放しようとした。マタイはこの預言の成就を目撃し、マタイ伝として著した。

【本日の教え】
1.人を悪魔の覆いから解放する福音のはじめ
(1) 12節 洗礼者ヨハネの投獄。ユダヤ主義とヘロデ王の世俗主義への警告への死の報復。
(2) 13-15節 主の宣教開始の地。イザヤ9:1、2と6、7 イザヤの預言の成就。
(3) 16節 異邦人のガリラヤ(地域・地方)は暗やみ、死の地と陰の言葉に直結する地。
 暗やみにすわっていた民は偉大な光を見た。即ち死の地と死の陰にすわっていた人々に対して光が上った驚くべき預言の成就。
 闇に閉ざされ死と無力、希望の断たれ、屍と化した肉体に閉ざされた魂に焦点が当てられ、軽蔑と偏見の覆いが取り払われる。このためにこそ救い主は来られた。

2.その光とは神の恵みによる そして愛の力による
17節 この時から    待たれた時代への突入。過去の暗い覆いからの解放。
   サタンの聖書主義 律法主義者の呪いがイスラエル人を覆っていた。
   イエスの宣教   天の御国が近づいた。天からの救いの宣言と力。
            悔い改めなさい。神の前に罪を告白し赦しを戴く快法。

3.それはただ神にだけ可能な道
(1) 神に委ねた時、快(解)法(放)を体験する。神の存在の確信はこれによってのみ可能。
(2) 人を見る目。厳しいだけの目。偏見の目。愚か者めと軽蔑する目から愛の眼差しへ。
(3) イエスの慈しみの眼差しをいつも背に感じて生きる人生を与えられる(ルカ22:61)
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