【先回まで】人間の神論証の限界に対して、神自ら人類の罪の原因と滅びからの救いの計画を告げ、聖書記者マタイも単なる神存在証明よりも霊的事実を記す。
【本日の教え】
1.マタイがサタンとの戦いを記すのはなぜか
(1) 創世の初めからの預言の成就だから(預言の成就=マタイ目的)
(2) イエスが人に代わって誘惑を受け、人に勝利を与えられた事実を伝えた。
4節 神のことばより物質依存の精神の乏しい生き方に導く悪魔の業を、
6-7節 御言葉の浅薄な理解と誤用により不信仰・神否定に導く悪魔の業と、
8-10節 この世を個人に引き渡して悪魔崇拝に導くサタンの業を主は砕かれた。
2.神存在論証とどんな関係があるのか
(1) サタンの働きとその結果
人間理性の腐敗、知的、霊的視力を損い、神論証を不毛なものにする。サタンの聖書主義。律法主義者。
(2) サタン自らを神とする
偶像の林立。自らは彼の王。
(3) イエスを告白しない霊
第一ヨハネ4:3、15 主を告白できることこそ神存在を示す道。
3.それでは聖書の奨め
(1) ペテロの警告 身を慎み、目を覚まして、立ち向かえ。第一ペテロ5:8
(2) ヤコブの 〃 へりくだり、御言葉に従順、悪魔に立ち向かえ。ヤコブ4:6-7
(3) パウロの 〃 平和の神は、あなたがたの足でサタンを踏み砕く。ローマ16:20
(4) サタンの最後 全支配は神にあり。二元論は神は許さない。悪魔なんか知らない。