2013年7月7日
詩編119篇9〜16節
題目 「幸せの川」
加藤 正之 牧師

説教(奨励)要旨

 この自然界を超えた超越的な神を、地上の有限な人間が想像することも論じることも不可能です。そこで、そのような 神を論証することはできない。だから神はいないのだ、と結論づけるのは性急。しかし、この超越的な神が自ら人に示すことはいとも簡単なことであった。既に ご自身の存在を示す。それ以外に神知識を得る道はない。聖書の豊かさを知る道に進もう。

<聖書が示す道>
9節 人が神に問いかけている。
 「あなたのことばに従って」とは神は人に言葉を与えている。人をきよく保つ。成長と関わっていることば。人格形成につながる。

10節 それを求める時「心を尽く」すための精神が必要。
 それほど人は神の高さからかけ離れている存在。また、この方の「仰せから迷い出てしまう」人間の不確かさ。

11節「罪を犯さないために」この方のことばを心に貯える必要があるほど。

12節「あなたのおきてを、教えてください。自分で考え出せない。
 神の清さ純粋さ、深さ、その究極性。

13〜16節「さとしの道を、どんな宝よりも、楽しむ」ことが可能な言葉。

<結論と教え>
 この作者の謙虚さ。神との交わりが彼を引き上げている。
推論の段階を超えて、非常に高く引き上げる内容を持つ交わりがある事実。罪に生きる人間にはその言葉を貯えるなどと考えられない。既に赦しがある。量り知れない愛の神が居られることを体験している。川がある。(詩46:4)
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