2013年6月16日
ローマ人への手紙12章9-16節
題目 「偽りなき愛」
高橋善樹先生

説教(奨励)要旨

 イエス様を信じて救われた者が、どう生きるべきか。その基本は、救ってくださった方に自分をささげ、そのみこころに生きよ、です(12:1-2)。
 パウロは、この基本に続いて、救われた者たちの交わり(教会)の基本について勧めます。今回は、”偽りなき愛をもって”です。

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1.御霊への信頼をさらに確かにされたいのです
 ”霊に燃える”(11節)とはどんなことでしょうか。どのようなときも、神様のみことば(御約束)を大胆に信じる心の働きであり、神のみことば以外のものを勇気をもって退(しりぞ)ける心の働きではないでしょうか。
 ”霊に燃る”ときに、イエス様を信じることが守られること、祈りは聴かれること、教会の交わりが祝福されること、神様は、愛する心と力をくださる確信が与えられます。御霊への信頼をさらに確かにされてまいりましょう。

2.偽りのない愛に生きてまいりたいのです
 「十戒」も、また「山上の説教」の祝福も、イエス様を信じてしか叶(かな)うことではありません。神様の御力・お働きによる以外に道はありません。
 今日のパウロの勧めも、全く同じです。人が、この勧めを自力でしかも真剣に実践しようとすれば、偽りの愛が明らかになるだけです。神様は、人の思いを調べ、心を見られるからです(ルカ16:15)。
「絶えず祈りに励み」(12節c)、偽りのない愛に生きてまいりましょう。

<結び>
御霊によって聖(きよめ)られた、偽りなき愛をもって、パウロの勧めを私たちの教会の只中で、実践してまいりましょう。第一コリント13:4-7。
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