2013年6月2日
詩編119篇1-2節
題目 「言葉あり」
加藤正之牧師

説教(奨励)要旨

<今日の聖句>「幸いなことよ。全き道を行く人々、主のみおしえによって歩む人々。幸いなことよ。主のさとしを守り、心を尽くして主を尋ね求める人々。」

1.(復習)神は自然や全ての存在を超越する方。超越者でない者が神の存在を云々する愚か。超越者自らその言葉を告げられるなら話はまた別。

2.超越者からの言葉があったか。今日学ぶ聖書個所もその一つ。
 「幸いなことよ」とは(1)人の本来の姿を示すと同時に(2)そこから踏みはずして闇を歩む人類への復帰を呼び掛ける神の言葉に他ならない。神が創造し た人のゆりかごの時と場所の記憶が甦る。イザヤ45:18に神が人を置かれた環境とは、神が「人の住みかに形造った」ものと言う。神が備えられた環境の中 で全ての関係が非常に良かった(創1:24-31)。遠い大昔に記憶が我らの魂に刻まれている(イザヤ46:9)。天の故郷慕う喜びに生きる(ヘブル 10:16)。

3.さ迷い人となった人類への神からの呼びかけ
 慈愛と忍耐を持って呼び掛けている、最初の状態に帰れと。今闇があるのはこの時持っていた関係や「主のみおしえ」を踏み外したことによる。それに対して「あなたのみおしえを愛する者には豊かな平和があり、つまずきがありません。」と言われている(詩119:165)。

<結び>
慈父の家に帰れと呼び求めておられる(イザヤ55:6-7)。
御言葉が私を生かす(詩19:50)、養い育て信じ受け入れ合う関係を造られる。
御言葉はとこしえから天に定まっている(詩119:89-91)。
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