2013年5月12日
ローマ人への手紙12章3-8節
題目 「信仰の量り」
高橋善樹先生

説教(奨励)要旨

 イエス様を信じて救われた者が、どう生きるべきか。その基本は、救ってくださった方に自分をささげ、そのみこころ に生きよ(12:1-2)です。パウロは、この基本に続いて、救われた者の交わり(教会)の基本について勧めます。”信仰の賜物に応じて”教会での自分の 分を思いなさいです。
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1.一人ひとりが、教会に不可欠の存在、働きであることを覚えたいのです。
 イエス様を信じた者は、イエス様のからだである教会(エペソ1:23)のひとつの肢体・器官とされた者です。神様は備えて下さっているのです。

2.”信仰の量り”は賜物への感謝であり、信仰の量の違いではないのです。
 自分に与えられている賜物を代替えのきかない、イエス様のからだの必要不可欠な肢体・器官として感謝をもって受け取って行く信仰が、”信仰の量り”で す。信仰は、大・小でも多・少でもないことは、イエス様が、「からし種」のたとえで教えられた通りです(ルカ17:5-6)。

3.賜物を生かして教会に、交わりに仕えることが、賜物のいのちです。
 ”賜物の集合体・共同体”が教会です。神様によって呼び集められた様々な賜物によって、形成され、働いている共同体です。自分と教友の賜物に目覚め、教会と信仰の前進のためにお互いが用いられてまいりたいのです。

<結び>
「与えられた恵みに従って、異なった賜物を持っている」(12:6a)ことを正しく理解したいのです。賜物に思いあがったり、逆に自己卑下したりしないためです。賜物は、神の祝福以外の何ものでもないからです。
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