2013年4月7日
ルカの福音書24章1〜12節
題目 「真実の報告」
加藤正之牧師

説教(奨励)要旨

1.復活の主イエスの目撃証言者は女たち。
  歴史の真実を証明する道は実験ではなく目撃証言が有力。復活の先入観は皆無の人たち。信用されないたわごと。

2.なぜ、証言者に無学な女たちが選ばれたのか。
 (1)復活話をねつ造するほど賢くないし愚かでもない人たち。(4-5節)
 (2)3人の女たちは共通な体験と目撃者たちであった。
 (3)弟子たちから強力な軽蔑の言葉を受けるほどの者たち。(11節)
 (4)考え疑う頭を使う働きより、驚き注目する女の観察力に万歳。
 (5)警戒する敵の目には女たちは死角的存在であった。

3.何故この目撃証言はルカの目にとまったのか。
 (1)女たちは体験した事実のみ告げるだけで余裕はない。
 (2)復活の出来事は弟子たちにたわごとと言わせたほどに誰にも相手にされなかった事実。神が働いてこそ発生した歴史的事件。
 (3)天使の導きがあればこそ生まれたこれ以上ない真実の報告書。

4.神の存在は絶望で終わらない。闇も暗くはない。
  「永遠に生きる」永遠の解決の世界を神は用意している。聖霊は生きて働きこの世にあってもその事実を体験させる力だ。
  この礼拝に続く聖餐式こそ時を超えた主イエスによる証言。
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