2013年1月6日
ローマ人への手紙5章1〜5節
題目 「この希望は失望に終わらない」
加藤正之牧師

説教(奨励)要旨

 人に与えられた「父性」は「権威と慈悲」。このバランスの駆使で平安な人間関係は生まれない。「飴と鞭」にも似た慈悲と権威の操作技術の問題ではない。「叫び祈る」無力さの自覚の先に見えて来る神からの更なる光がある。その道筋が以下の章節で見えて来る。

<聖書の事実と説明>
1)復習:慈悲をもって病を癒し悪霊追放する権威は主・キリストの意志とその言葉により行われた。(マタイ8:1〜17)

2)ロマ5:1「信仰により義とされた」者は「神との平和をもつ」。不義であったものが義とされる。不義こそ、権威を失った姿。神の義を受けても無力なのは何故か。義の衣を着せられただけだから。「古き人」を脱ぎ棄てよ。御言葉に不従順であることが権威の失墜。

3)しかし、ロマ5:2「恵みに導きいれられている」者は「神の栄光を望み喜ぶ」。信じる者を義とされるのは神の哀れみと神の権威による。ロマ4:3、 5、4:24、25で繰り返される神の慈愛と権威に立つ。2節 十字架を見よ。そして新しき人の生みの苦しみに忍耐せよ。ガラ4:19 ロマ5:3〜4  患難を喜ぶ、患難は忍耐を、忍耐は練られた品性を、品性は希望を。ロマ5:5 この希望は失望に終わらない。聖霊が信じる者に伴い、神の愛が私達の心に注 がれているのだから。

4)主は永遠の存在者、今も信じる者の味方になって希望を成就させている。ロマ6:4〜9、12、13。
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