2012年12月2日
マタイの福音書1章1〜17節
題目 「運命からの解放」
加藤正之牧師

説教(奨励)要旨

<序>人は歴史の根底に運命的な支配を見て恐れたりする。聖書は歴史の根底に神の義と愛の意志が流れていることを教えている。

<聖書の事実>イエスがメシアであることの証明

1節) アブラハム、ダビデの子孫イエス・キリストの系図
 選民の祖アブラハムの祝福を実現する。ダビデの王位を受け継ぐ。預言の記録。(創世記22:17、16、エレミヤ23:5、6)

3〜16節) メシアの名は罪深い人の系図に
 罪深く欠け多い事実の記録。3タマル 5ラハブ、ルツ 6ウリヤの妻
 分裂と滅亡の歴史
  2節 ユダとその兄弟たちの争いとエジプト時代
  7〜11節 分裂王国時代 B.C.933〜721(北王国滅亡734〜721アッシリアへ)
              B.C.933〜606(南ユダの滅亡606〜586年バビロンへ)
  12〜16節 バビロン捕囚からのダビデ王位の変遷。エルサレム帰還はB.C.536〜436年
      聖書に知られる名はアビウデまでサラテルはネリの子(ルカ3:27)なのでソロモンによるダビデの血統はエコニヤが最後(12節エレミヤ22:28〜30)。
      ダビデのこのナタンによる子孫(ルカ3:31、民数278〜11の律法に従う)

17節) 14代毎の区分は、編集者の目的を持った区分で省略型。不完全であっても正確な事実の記述。聖霊による記述。

<ここからの教え>
 神は約束を守られる方。聖書の通りであることの安心。罪深い人の歴史の間に降り、人と同じになられた。破滅的運命的足跡のみ辿る中に、不信仰への裁きを運命と感じるか。イエスの光によって救いと希望の人生に変わる。
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