2012年10月21日
使徒の働き 6章1〜7節
題目 「弱い仲間を救え」
加藤正之牧師

説教(奨励)要旨

<序>
 初代のキリスト者達が教会形成に当たってどんな教会の姿を描いていたかを学ぶ。

<聖書の事実>
1-4節 弟子たちの間にヘブル語を話すユダヤ人とギリシャ語を話すユダヤ人のやもめ達の毎日の配給に差が出てきたこと で苦情が出された。そのことで逆に神の言葉が疎かにされないために12使徒が弟子を集め、御霊と知恵に満ち評判の良い人7人を選ばせこの仕事に当たらせ た。その結果、御言葉は益々前進した。

<説明と教え>
 「やもめ」1 達への配慮:弱い人々を重んじ現に愛している。「隣人を愛せよ」の実践者。
「愛の知識」の空論と「愛している」ことの事実の違いをわきまえさせてくれる聖霊の働きに敏感でいる繊細さと優しさ、それを行わせる強力な聖霊の働きに依 存する。人の心の叫び、痛みを聞き取り配慮する人こそ「御霊と知恵に満ちた人」3。孤独者に伴う御霊の呻きと共に呻く祈りの人。祈りの人は困難を乗り越え させる主の知恵を得て人に仕える人。その人は自ずと「評判の良い人」3 に他ならない。
「もっぱらいのりとみことばの奉仕・・・」4 神のことばを後回しにして・・・よくない」2。神の賜物と使命。役割と分担をわきまえる。賜物を私視せず公に仕える部分を組織化。「ステパノ・・・他」に使徒たちが手をおいた。神御自身が人と役割を分担。丸投げでも無い。
 教会はその群れの歴史を歩む中で教会が何であるかが御霊によって明らかにされて行く。神が示す愛の設計図に従ってこそ真の教会造りとなる。つまり教会を 形成する日々を生きる中で、教会が何であるかが現れて来る。現実の教会もキリストの身体。これを疎かにしたり、非難したりするなら、自ら滅亡を招く。魂の 救いの宣教と弱い魂を愛し育てていく中で「御言葉」の前進があった。(使徒20:32、35)
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