2012年6月10日
使徒の働き2章14〜21節
題目 「壮大なビジョンを見たか」
加藤正之牧師

説教(奨励)要旨

(1)「新しくなる」には。個人的な神との交わりに与ることと、自分が属する集団や群れ全体がキリストの身体として建て上げられ機能する事にあります。

(2) 今朝の聖書は先週の箇所と重なる。古い皮のように剥がれ落ちて行く群れは去るのみ。ペテロの説教はキリストが率いる新しい群れの産声の瞬間。これはヨエル書2:28−32の成就を告げる新しい群れの誕生を預言している。かつて誰の息子娘が預言したか。

 a)15節 今は朝の9時:五旬節の朝のこと。「新しきイスラエルの誕生」。
  弟子達が昇天直前のイエスに聞いた、「国の再興の時」(1:6)父の権威による’時’。人の力によらない。ただ祈れ「神の国が来ますように」と。その答がこれだ。

 b)遙かに遠い、父祖アブラハムに交わした預言の約束の成就の進展の歴史を見よう。
  創世記12:1−4    B.C.2000年頃「地上の全ての民族はあなたによって祝福される」。
  同  15:5      「天の星のようになる」の約束とエジプトの地、奴隷の苦しみの預言。
  同  17:4      アブラムからアブラハム(「多くの国民の父」の意)への変更と約束。
  同  46:1      B.C.1900年頃ヤコブ一族がエジプトに下る。民族意識がまだ色濃い。
  出エジプト12:41   B.C.1440年頃エジプトを出る。
  同    19:1、20 過ぎ越しから50日目に律法を授与された。十戒は世界的規準だ。
  そして今。「使徒の働き」2:1 5旬節 聖霊が下った。復活から50日目だ。

(3)以上のまとめ
 a)聖霊は一父祖から、民族、国家、さらに神の国へと御言葉の支配域を拡大する計画を遂行。
 b)永遠の聖霊は人に宿り御国の法への従順心を起こし王国を現実化する。空想ではない。 
 c)永遠の御霊こそ御国の家族の夢とビジョンを個人にこそ起こす。それは常に新しい。
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