2011年11月20日
詩篇22篇23〜24節
題目 「神は拒まれない」
加藤正之牧師

説教(奨励)要旨

 先週私たちはアブラハムが神の召しを受けてカナンの地に入ってから約十年経過しても約束の土地も跡継ぎとなる子供も与えられなかった記事を聖書の中で見てきました。アブラハム86才、妻サラは75才になろうとしていました。アブラハムは神の祝福の約束を得るのは、「自分の子供ではないのだ」と思い始めていました。
 しかし、神の思いは違いました。神の計画は単に神に忠実なアブラハム夫婦を幸せにして「めでたし、めでたし」で終わるおとぎ話の作文ではありませんでした。
 神がアブラハムに夜空の満天の星を見せて、お前の子孫をあのようにすると言われたとき、アブラハムはそれを信じるだけで「義」とされたのでした。その時、彼に引き裂かせた動物の死体の中を通って、神が祝福の約束を反故にしたら自らをこのようにすると激しく誓われたのでした。信じる義と引き裂かれた動物の関係は?主はさらに約束の成就はアブラハムの世代をはるかに超えた未来を示します。一部族、一民族を超えた人類の救いと確かな平和を、神は示していました。計り知れない神の愛の計画がどのように遂行されていくのか。
 今日の詩篇の22篇は神を信ぜず、従わなかった者たちの罪に対する身代りの死を遂げられることを告げています。アブラハムはあの後また失敗します。しかし神は彼を拒みたまわず、しかも、彼に玉のような息子を与えます。

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