「ホームページをまかされたら...」

(2014年1月1日) 第3回 「ホームページ作成に必要なもの」
 新年あけましておめでとうございます。
 ここからやっと具体的な話に入ってまいります。私たちは字を書くのに通常は紙と鉛筆が必要です。もっとも今ではこれがパソコンとワープロソフトという時 代にとって代わったという方もいるかもしれません。ホームページの作成は文書を作成することと全く同じで、ワープロソフトもしくはそれに代わるソフトがあれ ば誰でも作成できます。

 ワープロソフトと言えばおそらくほとんどの方がマイクロソフトの”ワード”を使っていると思います。実はこの”ワード”を使って簡単にホームページを作 成することができます。しかし”ワード”を使って作成することははっきり言ってやめた方がいいです。大きな本屋さんに行くと今でも2冊ほど”ワードでホー ムページを作成しよう”的な題で解説本が市販されています。私もこれを購入し実際にやってみたのです。複雑なホームページでなければ初心者の方にとっては とても使いやすい感じです。ですが...大きな落とし穴があるのです!

 ホームページは実際に表示する文字以外に、文字はどんな大きさで?、どんなフォントで?、太字にする?、それとも斜字体?、等々細かなことを記述する必 要があります。私たちがワープロ文書で字を入力する場合、このような細かなことは画面に出てこないので意識することはないですが、文字の大きさを変える場 合、右クリックして大きさを変えると画面の文字は勝手に大きくなったり小さくなったりします。ホームページの文書(HTML形式といいます)はこのような 属性を表示文書と一緒に記述しないといけません。そのため一見すると表示文字と訳のわからない暗号みたいな文字が混在してるのでとても抵抗を感じるかもし れません。

 ワープロで「本日は晴天なり」と入力する場合、これはたった1行で済みます。ホームページでこの1行を出すにも普通は1行で済みます。ところが ワードでこの1行を記述すると、1行が10倍くらいの分量(10行!)になってしまいます。ワードはお節介というか文字の大きさや書体を細かく記述して書 いてくれるので、分量が多くなってしまうのです。はっきり言ってコレはなくても済むので不要な記述になるわけです。もちろん記述が増えてもちゃんと出れば いいでしょ。と言う考えもあるかもしれません。ところがホームページの文書は一部が間違っていたりすると、ちゃんと表示されずトラブルの元になります。こ のエラーの原因を探すのに余計な記述が溢れていたら、その個所を探すのは大変な作業になります。ゴミだらけの部屋からとても小さな物を探し出すようなもの です。とても苦労することは目に見えています。従ってワードでホームページの文書を記述するのは絶対にやめた方がいいです。

 では、ホームページの文書を記述するのは何を使ったらいいでしょうか?大きく分けてこのソフトは有料のものと無料のものがあります。有料ではIBMの ホームページビルダーが有名です。この手のソフトは多かれ少なかれワードでお話しした余計な記述が書かれる場合が多いのですが、ホームページビルダーは余 計な記述があまりされません。でもできれば無料の方がいいですよね。筆者はホームページの全ての作業をMACで行っています。多くの方は自宅のPCはいわ ゆるウインドウズだと思います。なるべくならMACでもウインドウズでもどちらでも使えるソフトが望ましいと思います。そこでKompoZerというソフ トについて次回述べたいと思います。このKompoZerもあまり余計な記述がされませんので、筆者は実際に使っています。

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(2013年5月27日) 第2回 「データを大事にしよう」
 このページをある程度定期的に追加していこうと考えてましたが、前回から約1年近くがたってしまいました。これまでもホームページそのものは更新してきましたが、この連載ページをなかなか上手に運営できませんでした。

 その間になんと礼拝の録音に使用しているHD(ハードディスク)が突然読めなくなり、2009年からの大半のデータが消えてしまいました。実は予兆は あったのです。数ヶ月前から読み込み時にエラーが出て、ちょっとあぶないかな?とは思ってました。まだ大丈夫と勝手に思い込み問題を先送りしていたので す。そうしたら突然その日は来ました。主が来られる時のようです。エラーで読めなくなってしまい、ドライブすら認識できないのです。こうなると普通の方法 では読み出すことは出来ないため、市販の「ファイナルデータ」というソフトを購入してデータの復元に挑戦したのです。値段は数千円なので誰でも購入可能で す。

 このソフトは結構賢く読めないドライブが読めるようになり、中のデータもファイル名やフォルダ名は復元できました。「よし!」と思ったのですが私のHD はかなり深刻だったようです。録音のデータもファイル名だけ見ればきちんと復元されているのですが残念ながら中身は壊れており、メディアプレーヤーで読む ことは出来ず結局復元できませんでした。しかし被害の具合にもよりますが、このソフトはもしやの時に役立つかもしれません。たとえばゴミ箱を空にして消し てしまったとかなら、かなりの確率でデータを復元できるようです。たまたま筆者のHDはひどく壊れていたのだと思います。

 ではデータを失わないためにはどうすればいいでしょうか。どこの家庭でもいまや必ずあるであろうデジカメ。このデータが一瞬で失われたらどうでしょう。 子どもの思い出とか家族の写真とか、フィルムの時代なら考えられなかったデータの消失。そこにしかない貴重なデータは必ずコピーを取っておくことをおすす めします。たとえばパソコン本体に1つ。あとは外部のHDにコピーして取っておく。こうすればどちらか必ず生き残っています。読めなくなったらもう1つの 方から再びコピーを取ればいいのです。もちろんHDを過信してはいけません。消耗品ですからいつかは壊れます。使い方にもよりますがHDは10年もてばい い方です。音声データのように大きなデータを保存していたらその寿命はもっと短くなっていくと考えた方が良さそうです。それからCDやDVDにコピーする というのも手ですが、この手の光メディアも20年とか長期保存が出来るかまだよくわかっていません。過信は禁物です。

 くれぐれも失って困るデータは普段からのコピーが必要ですし、今使っているHDにエラーが出るようになったらすぐに対処した方がひどい目に遭わなくてす むことでしょう。意外に忘れがちなことですが、大切なデジタルデータはバックアップが必要なのです。皆様もご用心下さい。

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(2012年6月19日) 第1回 「はじめに」
 教会でもいろいろな役割分担があると思いますが、もしホームページの管理を任されたらどうしましょうか。筆者ももちろん素人ですから戸惑うことばかりで す。そんな試行錯誤の連続が少しでも皆様のお役に立てればと思いつつ、ここにその苦労を記録として残しておきたいと思います。

 まず初めにホームページの目的は何でしょうか?
一言で言えば情報を皆様にお知らせすることだと思います。ただそのお知らせする内容はそれぞれ違うものになります。教会名と住所、牧師氏名だけしか載せて いないものから、礼拝の様子など様々な情報を載せているところもあります。もちろんすべての教会がホームページを作成しているわけではなく、検索サ イトで探しても見つからない場合もあります。規模の小さな所や人手が足らない場合は、仕方ないことだと思います。

 東久留米泉教会でも正直なかなか手が回らず、まだ古い情報が載せられています。ただホームページをいったん始めたならば住所氏名だけのサイトならと もかく、中身が変わったら出来る限りページの更新を心がける必要があります。いつまでも古い情報が載ったままになっているのは、教会のイメージを悪くする ことにもなりかねません。

 そうなるとどのくらいのタイミングで更新したら良いでしょうか?
これについては各々事情により違ってくると思います。人手の問題もあります。ただ1年以上放置するのはどう考えても避けた方がいいでしょう。当教会では礼 拝の音声を載せているので、原則1週間に1回は表紙を更新しようとしています。ただ1週間に1回というのはかなり努力のいることです。ここまで頻繁でなく てもいいですが、せめて年に何回か更新できれば上出来ではないでしょうか。

 初めにもお話ししましたが筆者は素人です。これ以降の話題は不定期かもしれませんが、こんな感じで一歩ずつホームページの作成について皆様のお役に立てればと思っています。よろしくお願いします。

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