日本長老教会 東久留米泉教会牧師 髙桑照雄

牧師紹介


 私は群馬県藤岡市の田舎に、農家の本家の長男として生まれました。キリスト教信仰とは何の関係も無い、仏教や神道の年中行事を大切に行う家 庭でした。
  私が小学1年生の頃、近所にお葬式がありました。その際、叔母から「お前もいつか死ぬんだよ」といわれてから、死と死後の世界への恐れ、家族との別れの悲 しさが心の中に刻まれました。小学5年生の頃、家の裏の祠に50円をささげて、自分や家族が死ななくて済むよう祈ったこともありましたが、何の答えもあり ませんでした。
  高校一年生の11月に初めて教会に行きました。聖書は学んでみたい。しかし信仰は持たない。洗礼も受けない。そう心に決めて、高校生会に参加しました。し かしそこで、少しずつ自分の罪深さを知り、私たちを造られた創造主が確かにおられるということが否定できなくなってきました。高校1年生の3月に、朝起き て布団の中で聖書を開き「主よ、これから信じてゆきます」と祈ったのが自覚的な信仰生活のスタートでした。そして、イエス様の十字架の救いによって、天国 の希望が与えられ、小さいころからの死の問題の解決も与えられました。
 その後、一度限りの人生を、キリストにささげたいと思うようになりました。神学校を卒業して牧師として働き、神学校でも奉仕をし、2014年4月に東久 留米泉教会に赴任しました。
  その間、主は実家への祝福も与えて下さいました。二人の弟を別々の年に高校生バイブルキャンプに誘いました。それまで一度も教会に行ったことはなかったの ですが、二人ともキャンプで信仰を持って帰ってきました。現在、二人ともクリスチャンホームが与えられ、役員として教会に仕えています。また祖父母も、召 される前に病床でそれぞれ信仰に導かれました。父は2012年1月に信仰を告白し、私が洗礼を授け、2014年夏に天に召されました。その際、祖父や父が 代々檀徒総代を務めていた寺とも関係を清算し、葬儀は私が司式を行いました。自分たちもキリスト教葬儀をして ほしいという叔父叔母もいました。
 今後は、東久留米泉教会の兄弟姉妹と「恵みの福音」(使徒20:24)を分かち合いつつ、共に歩んで行きたいと願っています。

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